『そうだ!思いだしたぞ… あの夢の中にいた鳩だ~
あの鳩に頼めば、大丈夫さ。何かいい知恵を授けてくれるかもしれない。
お願いだ〃小絵の指輪の鳩さん…
僕の頭に残っている…
この汚らわしい女を、何とかならないでしょうか〃 』
圭介には、鳩が飛んでくるのがわかっていた。
もうすでに、圭介は夢の中にいるのだ。
だから、遠くの方から鳩が羽根を羽ばたきながら、
こちらをめがけて飛んでくるのがわかった…
その鳩の羽ばたく音は、例のごとく…
圭介の耳の側でピタッと、 やんでいた。
-圭介〃
何かあったのですか。
心配は…ないはずよ。
小絵には、圭介の今の様子 は知らせているし〃
小絵もわかってくれているし、それにもうすぐ会えるのですから…♪-
鳩はそう言った。
だから、不思議そうに頭を左右に揺らすと、可愛い目をパチクリさせて…
圭介の顔をのぞきこんでいた。


