『自分が動けないのだから、叔父さんにまかすしかないのだ…
うまく、さばいてくれればいいが、あの女のことだ…
一筋縄ではいかないだろう。
それに、向こうは…
こちらが、どんな手段を使おうとしているかを、 お見通しかも〃
ああぁ…駄目だ!
夢の中の啓子とダブってしかたがないや〃
バカバカしいことだが』
圭介の優しさがあだになり、だらしないくらい…
気が弱くなっている。
夢の中での、啓子の形相が圭介の脳裏に焼き付いていて、
それが、又蘇ってくるから 、たまったものではない…
そんな自分に、ほとほとあきれていた。
『わあ、又だ~
あの女の髪はなんだ〃
緑色の髪の毛だ…
まるで、海藻のようにぬめっとしているようだ。
それに、ゾッとするほど… 醜い顔、鋭い爪、
それに、鱗のある長い尾が〃』
その、物体が時々、左右に動きながら、こちらへやって来る。
そして、ついには圭介の目の前には…長い尾が迫る。
これからも、そんな奇怪なものに悩まされるのだろうか…
考えても、悍ましいかぎりだ。 さらに頭が痛くなっていた。


