ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love



その後、朝子はそのことはおくびにもださず、


父親の圭介に会っても、ただ心配そうにしているばかりだった。


やはり、女の子は父親を恋しがるのだろうか…


もし、そんな朝子だとしたら…


離婚問題が表沙汰になれば、どんな気持になるだろうか…


この父親を憎むようになるのか、それとも、恨みに思うのか…


そんなことを考えただけで…又頭が痛くなってきた。


『しかし、僕は朝子の父親だ。親としては最低の失態かもしれないが、


その真意は、大人の女になったらわかるだろう。


父親ではなく、男の気持とやらは、彼女には、今は無理だ!


いずれ先には、わかってくれるだろうが、


いや、わかってくれることを願っておこう…


そして、一日も早く妻の啓子とは離婚し、小絵と結婚して碧の父親としていっしょにいたい 』



圭介の考えていることといったら、小絵と息子の碧のことばかりである。



身体は身動き出来ないのだが、頭は冴えているから、 そのことばかりが浮かんでくる。