そのころ圭介の病室では- 圭介は浅い眠りから目覚めていた。
しかし、ついさっきまで見ていた夢を思いだしていた。
夢の中で、この世のものでない醜い者たちと、激しい闘いをしていたのだ。
目覚めてから、一番に気になったのは、やはり息子の碧のことだ。
闘うことに、夢中になっていたから、
碧のことが、どうなっているのかわからなかった。
目を覚ましたとたん、心配だから確かめたいと思ったのだが、
目を開けたら、すぐ目の前に母の早苗がいた…
だから、すぐに目を閉じた。
まさか、母に聞くわけにもいかず、結局は叔父に会ったら確かめようと思った。
しかし、母のいるところではまずい〃
母が病室を離れた時に、叔父を呼んで聞いてみようと…
そうこう思ううちに…
また、眠ってしまっていたのだ…
しかし、今目の前にいるのは、叔父一人だけのようだ。
圭介が目覚めたことに、気がついた叔父は、優しく言葉をかけてくれていた。
-あっ、圭介…
目が冷めたんだね。
気分はどう〃…
ごめん!いいわけないよね。
それより、どこか痛まないかい、大丈夫〃 -
「叔父さん、ありがとう。 心配させてしまって…
すみません 」
-何を言ってるんだ…
心配をするのは、当たり前だよ。
なんたって、可愛い甥っ子なんだからね…
そっちこそ、病人なんだから、要らない気をつかうんじゃないよ…-
「叔父さん、僕はいったい、いつから眠ってたんですか…
全然記憶がないのですが」
圭介は、気がついたのだが、自分の身体はベッドに張り付くように…
身動きできないのだ。だが今の自分の状況が、よく飲み込めない…


