-それはね、早苗…
圭介が、ずっと昔のことだがね、多くの騎士たちを、救ったからだよ-
「あなた、あの子は騎士だったんですか。
驚きましたわ。でもとても、男らしい息子ですものね。
そうかもしれないと、私は思いました」
-圭介は、もうしばらくしたら…銀河の道を見つけるだろう。
そうなれば、自然に船は流れて行き…
冥界とこの世を結ぶ、トンネルのようなものだが、
入口にたどり着く…
そこには、水が流れていて船がうまく中へと入れば、勝手に進んで行くことになる。
真っ暗な中だが不思議にも進むのだ。
そして、ついには銀河の星が輝く、真っただ中へと出てくるのだ-
「それから、圭介はどうなるのですか、心配だわ〃 」
-驚くことが起きるだろうが、心配することはない。
圭介は銀河の星の一つと一体となり、流れ星となって地球に戻るのだよ-
その言葉を黙って聞いていた早苗は、驚きのあまり声を失っていた。
『そんなことが、ほんとうにあるのだろうか…
考えたこともないようなことが、今から起きようとしているのだ。
ああ…神様どうか、息子を助けてやって下さい。
愛する小絵と、まだ幼い子供がいるのです…
お願い致します』
早苗は心から祈っていた。


