-姉さんも一度会ったら、 きっと、好きになるさ -
「あんた会ってもいないのに、よく言えるわねえ。
私だって会いたいですよ、 今すぐにでもね…」
-実は、一度だけ会ったことがあるんだ。
小絵さんとヒカルという男の子が高松に来た時にね。
いっしょに食事をしたんだけれどね。
とっても感じのいい人だったよ。それにヒカルっていう男の子…
それは可愛い子だったよ。だから、姉さんも早く会ってやりなさいね〃-
「そうね。そうしないと…圭介が可哀相だよね」
-僕が二人をここへ連れてこようか〃 -
「そうよね、そうしてちょうだい。
それが、一番の早道だわ。圭介が、目を覚ましたら、きっと喜ぶだろうね」
-ほんと、ほんと…
一番喜ぶのは、圭介だよ~
それじゃあ、姉さん僕はその一件をはたしに行ってくるよ-
そんな話になっているのも知らずに、未だに眠っている結城である。


