-英雄士オルペウスは竪琴の名人。それが今の夫の… かっての姿。
そんなある時、いつものように船から竪琴が聞こえ…
あなたは、歌を唄って…
私達の総てをとりこにしていた。
もちろん船に乗っていた男達も…
しかし、その時一人の男だけが、セイレ-ネスに魅かれてしまい、海に飛び込んだ。
私達は、喜んで食べようとしたのだが…
男を助けた女神がいたのだ-
「その女神と僕が、どんな関係があるというのだ。
僕には、何もわからない」
-その女神は、アプロディテという、自分が最も美しい女神だと信じている。
まったく鼻持ちならない…女神だわ!
その上、小絵の指にはめた鳩の指輪の贈り主…
使いのム-サイはメリネだったが-
「僕のことを助けるために、月桂樹の木を教えてくれた鳩…その主がヴィ-ナスとは驚きだ」
結城の額から汗が吹き出しそうになっていた。
つまり、この女と闘おうという気持が、沸いたのだ。


