そのアポロンはがっかりしたのだが、こう言った。
「このような月桂樹の木になってしまった貴方とは、
私は結婚できません。
だから、これからはこの月桂樹をダフネと想い愛して大切にしていきます。
そして、木の枝で冠を作り、いつもいっしょにいられるようにします… 」
そのアポロンの頭上にある冠は月桂樹でできている。
小絵の知っているアポロンはこれで終わり…
鳩と女神とのことに関しては何も浮かばない…
ただそれが、ビ-ナスということになると…
愛の女神、別名アプロディテということになる。
愛の女神は、キプロス島の生まれだ。
ギリシアの神話の主神ゼウスよりも、
ずっと古い神である。
この女神は美しいがゆえに、醜い男との結婚を…
ゼウスの神によって、強いられたのである。
相手の男は、足曲がりの…ヘパイストスだ。
だが女神は結婚して、夫が肉体を求めてきても、
絶対に応じなかった。
自分の美と愛の女神としての誇りが、承知しなかったのである。
ギリシアの神話は生々しい限りで続いていた。


