だから、この世が終わったとしても…
結城は離したくないと、 小絵は思っている。
小絵を愛していた結城が、突然すがりつくように…
小絵の胸の上に倒れた。
小絵は、そっと結城の手をはずして、
死んだように眠ってしまった結城の身体を上向きに寝かせていた。
そして、ベッドの下に隠していた月桂樹の枝を取りだしていた。
その枝で結城の頭から足の先まで、何回も撫でてやっていた。
その後は、鳩が言ったとうりに小絵も眠っていた。
『小絵ありがとう♪
これで君と息子の碧のそばへ、帰って来れるんだよね。
お願いだ!今度帰ってきたら、もう離れないで…
ずっと、そばにいさせて』
結城がそう言って立ちって行く姿は…
小絵には、見えていないようだ。
明くる日の朝…
やはり、ベッドには結城の姿は無かった。
でも小絵は冷静だった。
鳩が言ったように、
きっと、蘇る…
蘇った結城が来てくれると信じている。


