結城は小絵を愛するときは、いつも心の中で…
『早く出ておいで♪
僕がパパだよ… 』言っている。
何故かわからないが、早く会いたいと思うばかりだ。
月満ちて生まれなくては、 いけないというのは…
自分には、もうすでに一人子供がいたから、わかっている。
しかし、小絵の生む子供は結城の戸籍には記載されない。
このままだと、非嫡子ということになる。
結城が、生まれた子供を、認知しても非嫡出子となるだけだ。
小絵と結婚しない限り…
そのままである。
結城は小絵を愛するあまり、簡単に考えすぎていた。
妻との離婚はかなりの時間がいる。
だから、いくら小絵が明るくしていても、結城は小絵のお腹の子供が不憫でならない。
今夜もベッドの上に寝そべり、そんなことを考えていた。
-あなた♪
どうかしたの…どこか具合でも悪いの-
小絵が心配して結城をのぞきこんでいた。
「違うよ…君が早くそばに来ないからだよ♪」
そう言いながら、小絵を自分の腕の中に抱き締めていた。
それからは、結城は小絵のことをひたすら…愛す…
結城は激しくなりがちに…
『いけない。赤ちゃんが驚いてしまうわ』
小絵の心のサインがストップをかける。
世の中が終わりになっても、二人は愛し続けたいと思っている。
小絵は海の波のように…
寄せては返す波にも似て、
ひたすら結城の愛に答えていた。
まるで、いつ終わるのだろうと、思わないではいられないくらい…
結城に愛されていた。小絵は水鳥のように自由に水に浮かび…
いったん結城の愛の風が吹くと…ヨットのセ-ルのように、
翼を広げて結城に向かって飛んで行く。
やがて、風が止まりセ-ルを降ろす時が来て…
結城は小絵にたどり着く。 すると、海の風は又呼吸を始める。
そのうち、窓からはレモンの香りの風が吹き上げられ、
心地よい眠りについた…
結城&小絵の二人♪


