そして、こう言った。
-私も、想いだすわ♪
あのカプリ島のことは、
忘れられないわ-
「そうだよ、忘れちゃだめだよ!
一生ねえ…僕が死んじゃってもだよ」
-いやだわ!
あなた、そんな縁起でもないことを言わないで…
このお腹の赤ちゃんが泣くわ-
「ごめん、ごめん…
僕は、ひどいことを言ってしまったねえ…
もう絶対に言わないから」
-じゃあ…
許してあげるから、
そのかわり、お腹の中の
赤ちゃんに、ごめんねって言って-
「わかった…じゃあ小絵のお腹の赤ちゃんに謝るから、ここに座って 」
小絵は結城に言われて、
結城のいるソファへいき座った。
「お腹にいる君♪ …
さっき言ったことを許してね。
そんなことより、早く出ておいで♪僕がパパなんだよ。わかっているかい 」
結城は小絵の少し目立ち始めたお腹を撫でながら、
いとおしそうにそう言った。


