結城は本気で…そうなのだと信じた。
しかし、何も知らない小絵は不思議そうに…
-あなた…プレゼントって誰からなの…
何を言ってるのか意味が、わからないわ -
「何も言わないよ…
そんなことより、
小絵…♪いい子を生んでくれ。
間違いない、きっといい子だ。 小絵と僕の子供だから…ほんとうに感謝するよ」
-あなた、ただもう…
嬉しくて涙が、出てしまったわ…
あなたが、そんなに喜んでくれるなんて…
あなたの子供を授かった私は…幸せだわ♪-
結城は小絵の言葉を聞いて、ますます小絵を愛しいと思った。
『小絵が生む子供は天使だ…間違なく百%♪
夢のニンフの言うとうり、いや、夢じゃなくて…
僕のところにきてくれたのだ』
結城はそう思いだすと…
よけいに小絵を愛しいと思った。
『小絵が住むこの島に、僕はヨットに乗り、会いに来ることになる。
しかし、小絵にとってはこれでいいのだろうか…
自分も、これでいいとは思わない…
だとすれば、どうするべきかは…明白だが、時間がかかるだろうなあ…』
結城は、これからのことを考えていた。


