しかし、ルカほうは小絵は自分のことを、愛してると思い込んでいるから-


小絵に会いたいという気持にまかせて、


忍び足で階段を登り、
小絵の部屋へとやってくるのだが…


さぞかし、階下の下宿人も 隣りの部屋の下宿人にも 迷惑なことだろうと-


でも、あながちそんなことではなく-


回りの下宿人達にとっては、興味しんしんということなのかも知れない。


よく世間に言われている- 壁に耳あり、障子に目ありということもある。


ルカの口にクッションを- 想像しただけでも-


いかがなものかと!


結果的には、小絵の顔色がさえないのは-


ルカのせいだ…!