その瞬間、私は『敗北』を悟った。
私の禁呪によって肉体を滅ぼされ、死の世界の奥底へと引きずり込まれたサリィ・デッドゲイト。
当然押し負けたサリィの禁呪は消え、現世の『元に戻ろうとする力』は打ち消される。
生き残ったのは私。
だけど。
『デッドゲイトを捨ててでも修内太を護る』という私と、『どんな手段を用いてでもデッドゲイト家の存続と繁栄を優先する』というサリィ。
どちらがその目的を果たしたかといえば、これは紛れもなくサリィだ。
彼女は自らが死してもデッドゲイト家の存続を願った。
あのまま禁呪同士の鬩ぎ合いで二人のデッドゲイトがこの世から消滅するよりも、どちらか片方が…まだ若きデッドゲイトが生き残る事を選んだのだ。
「……」
呪眼を閉じると同時に重苦しい音を立てて閉まる異界の門。
世界は再び現世へと繋がる。
…醒めた風の吹く中、私は小さく呟いた。
「…お母様…」
私の禁呪によって肉体を滅ぼされ、死の世界の奥底へと引きずり込まれたサリィ・デッドゲイト。
当然押し負けたサリィの禁呪は消え、現世の『元に戻ろうとする力』は打ち消される。
生き残ったのは私。
だけど。
『デッドゲイトを捨ててでも修内太を護る』という私と、『どんな手段を用いてでもデッドゲイト家の存続と繁栄を優先する』というサリィ。
どちらがその目的を果たしたかといえば、これは紛れもなくサリィだ。
彼女は自らが死してもデッドゲイト家の存続を願った。
あのまま禁呪同士の鬩ぎ合いで二人のデッドゲイトがこの世から消滅するよりも、どちらか片方が…まだ若きデッドゲイトが生き残る事を選んだのだ。
「……」
呪眼を閉じると同時に重苦しい音を立てて閉まる異界の門。
世界は再び現世へと繋がる。
…醒めた風の吹く中、私は小さく呟いた。
「…お母様…」


