魔女の瞳Ⅵ

両手を失ったものの、私は止まらない。

「      っ!」

即座に『石柱』の魔術を行使!

地面から屹立した岩石の槍がサリィの体を貫通!

そのまま上空へと彼女の体を突き上げていく。

「うぐはっ!」

如何に『再生』の魔術を施しているとはいえ、腹を貫かれてはサリィも激痛を感じると見える。

喀血しながら呻く。

私はそんなサリィを呪眼で睨む。

「修内太を人外化させたその『業』、炎によって裁かれなさい!」

途端に石柱に貫かれたままのサリィの体が、猛々しいまでの炎に包まれた!

『業火』の魔法。

その者の罪深さに応じて火力、燃焼時間が変わるという裁きの炎。

かつて私が、エリスを火炙りにした村人達を皆殺しにした際に行使した魔法でもあった。

その炎は例外なく、サリィの身をも焼き焦がす!

「くぅぅうぅ…そんなっ…デッドゲイト家の存続の為に修内太君を人外化した事が…罪だというの!?」

身を焼く業の炎に苦悶するサリィ。

私がその問いに答えずとも、いまだ消えぬ炎がその答えを物語っていた。