魔女の瞳Ⅵ

私はお母様の言葉をピシャリとはねのけた。

うずくまって嗚咽を続ける修内太からそっと離れ、ユラリと立ち上がる。

「黙れ、ですって…?」

お母様が驚愕の表情で私を見る。

「メグ、貴女母親に向かってなんて口のきき方を…」

「黙れって言ってるの」

呪眼に黄金の輝きを宿らせ、私はギンとお母様…サリィ・デッドゲイトを睨んだ。

「もういい…どうでもいいわ」

一歩踏み出す。

私が魔女である事も、デッドゲイトの当主である事も、その家系も、圧倒的不利な立場も、この御影市がどれ程の影響を受けようとも。

もうどうでもいい。

修内太が修内太でなくなってしまったこの世界なんて、もうどうでもいい…!

「サリィ・デッドゲイト…詫びなさい」

「な…」

暴言に目を見開くサリィに対し、私は咆哮する!

「死んで詫びなさいよサリィ・デッドゲイト!人の世に仇なす汚らわしい魔女!!!!」