魔女の瞳Ⅵ

魂を引き裂かんばかりの慟哭が響く。

止む事のない雨のように、涙がとめどなく流れ落ちる。

全てはもう手遅れ。

もう何もかもが水泡と帰した。

修内太はもう人間には戻れない。

一度死して朽ちた肉体が元に戻る事はないように、人外と化した人間が、元の人間の肉体に戻る事など有り得ないのだ。

だからこそ、私は命を懸けてまで修内太を護ろうとしたのに…!

「嘆くのはおやめなさいな、メグ」

お母様が優しい声で言う。

「今は身を引き裂かんばかりの悲しみだろうけど…姿形は変わろうとも、彼は修内太君よ。変わらず貴女の事を愛してくれるわ。いえ、むしろ同じ人外同士になった事で、今まで以上に…」