「メグ」
一瞬だけ。
お母様はほんの一瞬だけ、母親としての顔を私に見せた。
「私も親よ…子供を傷つけて愉悦に浸るほどの鬼畜じゃないわ…貴女さえ私の言葉に従ってくれれば、修内太君との交際も賛成するし、ゆくゆくはデッドゲイト家に迎え入れてもいいとさえ思っているの」
「……」
私は傷口を押さえ、ゆっくりと立ち上がる。
そして。
「お断りします、お母様」
はっきりと告げた。
…お母様の表情が変わっていくのが、正直怖かった。
だけど。
「私は…」
ここははっきりと言っておかなければならなかった。
「私は修内太をデッドゲイト家に迎え入れる為に人外化するのは反対だし、そうしなければデッドゲイト家が存続できないというのならば、デッドゲイト家なんて滅びてしまえばいいと思っています」
一瞬だけ。
お母様はほんの一瞬だけ、母親としての顔を私に見せた。
「私も親よ…子供を傷つけて愉悦に浸るほどの鬼畜じゃないわ…貴女さえ私の言葉に従ってくれれば、修内太君との交際も賛成するし、ゆくゆくはデッドゲイト家に迎え入れてもいいとさえ思っているの」
「……」
私は傷口を押さえ、ゆっくりと立ち上がる。
そして。
「お断りします、お母様」
はっきりと告げた。
…お母様の表情が変わっていくのが、正直怖かった。
だけど。
「私は…」
ここははっきりと言っておかなければならなかった。
「私は修内太をデッドゲイト家に迎え入れる為に人外化するのは反対だし、そうしなければデッドゲイト家が存続できないというのならば、デッドゲイト家なんて滅びてしまえばいいと思っています」


