修内太が見ている。
驚いたような、期待に満ちたような、でも困惑したような表情で。
困惑しているのは私も一緒だ。
耳まで赤くなるのが自分でもわかる。
両手の指が所在無さげに綾取りを始め、視線は目標を見つけられずに虚空を彷徨う。
「じゃあ」
お母様の視線が修内太の方に向いた。
「修内太君はどうなのかしら?」
「……っ…」
修内太の方も、反応は似たようなものだった。
彼は私の反応に加え、何十キロ走ってきたのかと言わんばかりの発汗。
見ていて気の毒なほどだった。
「うふふふふ…」
口元を押さえ、お母様が笑う。
「初々しいわね二人とも…でもあんまりいじめても可哀相かしら…」
彼女は私と修内太の手をとり、握らせた。
修内太は掌にまで、びっしょり汗をかいていた。
「私の今回来日した本当の用件はこれよ…可愛い娘の未来の旦那様を見定めにきたの…うん、申し分ないわね」
驚いたような、期待に満ちたような、でも困惑したような表情で。
困惑しているのは私も一緒だ。
耳まで赤くなるのが自分でもわかる。
両手の指が所在無さげに綾取りを始め、視線は目標を見つけられずに虚空を彷徨う。
「じゃあ」
お母様の視線が修内太の方に向いた。
「修内太君はどうなのかしら?」
「……っ…」
修内太の方も、反応は似たようなものだった。
彼は私の反応に加え、何十キロ走ってきたのかと言わんばかりの発汗。
見ていて気の毒なほどだった。
「うふふふふ…」
口元を押さえ、お母様が笑う。
「初々しいわね二人とも…でもあんまりいじめても可哀相かしら…」
彼女は私と修内太の手をとり、握らせた。
修内太は掌にまで、びっしょり汗をかいていた。
「私の今回来日した本当の用件はこれよ…可愛い娘の未来の旦那様を見定めにきたの…うん、申し分ないわね」


