魔女の瞳Ⅵ

「長老…貴方」

見つめる私に、長老は首をグリリと回して目をそらす。

「ワシはサリィ様を必死に説得したんじゃ…じゃがあの方も強情なお人だったからの…まぁ迂闊に口を滑らせたワシが悪いんじゃが」

その口調と裏腹に、何だか恥ずかしそうな仕草で。

「ワシはメグと修内太を、実の孫のように思ってるんじゃ…誰が裏切るもんか」

「……」

そうか。

裏切りのユダなんていなかった。

私は微笑む。

「紛らわしい真似してくれたわね…長老餌抜き!」

「そりゃあんまりじゃぞ、メグ…」