私は動きを止めた。
嗚咽を続ける修内太も顔を上げた。
「たす…かる…?」
そんな筈はない。
一度人外化した人間が、再び人間の姿に戻る事は不可能だ。
完全に闇に染まった肉体というのは、二度と浄化は出来ない筈。
修内太の肉体は、完全に魔物となってしまっているのだ。
…私のそんな言葉を聞いて、蘭花は蹲る修内太に歩み寄る。
「彼の左目を見てください」
蘭花が修内太の左目を指差す。
「…!」
私はハッとした。
呪眼じゃない。
私が修内太に移植した筈の呪眼。
その呪眼が、今の修内太の左目にはなかった。
代わりに今の彼に埋め込まれているのは、魔力を結晶化した、ただの加工した宝石だった。
嗚咽を続ける修内太も顔を上げた。
「たす…かる…?」
そんな筈はない。
一度人外化した人間が、再び人間の姿に戻る事は不可能だ。
完全に闇に染まった肉体というのは、二度と浄化は出来ない筈。
修内太の肉体は、完全に魔物となってしまっているのだ。
…私のそんな言葉を聞いて、蘭花は蹲る修内太に歩み寄る。
「彼の左目を見てください」
蘭花が修内太の左目を指差す。
「…!」
私はハッとした。
呪眼じゃない。
私が修内太に移植した筈の呪眼。
その呪眼が、今の修内太の左目にはなかった。
代わりに今の彼に埋め込まれているのは、魔力を結晶化した、ただの加工した宝石だった。


