子猫のような君を見て



強引にベッドへと連れていかれる。


私を引っ張るその手を,必死に振りほどこうとするが


力でかなうはずもなく


乱雑にベッドへ放り投げられた。


「きゃッ…何なの?梨元君!!話して!!」

またニヤリと笑い,嘲笑うかのように私を見つめる。


「なぁ…俺男だぜ?後輩だからって,安心してノコノコ着いてきちゃって大丈夫?柚先輩」



ふっと鼻で笑う。
何なの?何が起きたかわからない。
今のこの状況がわからない。


今喋ったのは誰?


だっていつもの梨元君は


自分のことを『俺』だなんて言わない


私のことを『柚先輩』なんて呼ばない



強引なことはせず,礼儀正しい人




じゃあ今目の前にいる彼は

いったい誰…?