でもその瞳の色は 悲しい、 とても切ない感じを 物語っていた 「うさぎさん、どうしてこんなとこいるの?動物園から抜け出して来たのかな」 私は うさぎに近寄り 手を伸ばす うさぎは 私をじっと見つめている。 警戒しているのだろう こんな所にうさぎ一匹いたら危険…だよね? 「安心して!私が責任を持って動物園に連れて行ってあげるからね」 にこりと微笑むと うさぎの警戒心は解けたのか少し近寄ってきた .