「ママも通いたかったわ〜☆プリンスな学院!」

プリンスな‥になってる‥!
キラキラした眼差しでお祈りポーズで良かったわねって‥

何がっ;;

まぁ、この話しは‥仕方ないか‥入学したら改名するように土下座しよ‥

「ママ‥ぷ‥プリンス学院とやらは‥いかにも学費とか高そうじゃない?」

名前からして‥いかにも高そうな気がする‥!

うちは築60年、家賃だってまけてもらっちゃう位のお財布事情ですよ‥本気で!

ママをじっと見つめると、何やら動揺している‥

私から目を逸らして
「あ〜、それについては鈴は大丈夫なのよ!何て言うか鈴は特別な‥優遇的な感じなの!‥ホホホッ!」

何‥優遇?
頭良くないのに‥優遇‥?
優れてる所ないのに優遇‥?!


ママの変な笑いと共にごまかされた気がする私は更に問い詰めようとするけれど
「ママは忙しいの!パパが帰るまでにお料理しなきゃなんだから、テレビ見てなさい!」

って、言われたから仕方なくリビングから出て自室へと戻った。