どこからか龍矢が現れて、ベットに座った。


「もう少し寝てればいいだろ」


「龍矢は仕事?」


「今日は休みだ」


「じゃあ、一緒に寝よ?」


「しょうがないな」


すでに着替えてたのに、龍矢がベットに入ってきてくれた。


「だって、3日分だもん」


「あ?」


「3日分、ぎゅってしてくれなきゃヤダ」


「わかった」


龍矢に抱きしめられて、私はまた夢の中に落ちていった。


楽しかった修学旅行。


でも少しだけ、寂しかったのは。


このぬくもりを、感じることが出来なかったから。






・・・END