秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

沖縄は、とにかく珍しいものばかりだった。


食べ物も、水族館の魚も。


生えてる植物も、キラキラ光る海も。


また来たいなって、思った。


そのときは、龍矢と二人で。


「午後3時に、またこの空港に集まってくださいね」


「はーい」


龍矢の声に、みんなバラバラに動いてく。


「由衣、何食べる?」


「何食べるって、もう食べ物?」


「だってあんまり時間ないから、有名な食べ物は食べとかないと」


呆れた表情で、私を見る由衣。


「美和の頭の中は、食べ物しかないの?」


「いいじゃん、別に」


「いいけどさ」