「愛してる」


私の不安を吹き飛ばすように、甘い甘い声で龍矢はささやいた。


「私も」


「最後まで」


「愛してる」


「水着、似合ってんじゃん」


「ほんと?」


「ああ」


「嬉しい」


「俺の印、もっとつけとくか?」


龍矢の視線が、胸から首筋に移った。


さすにもう、消えかけてる。


「やっ、恥ずかしいもん」


「別にいいだろ。お前は、俺のもんだし」


みんなのところに戻るとき、龍矢が私の首筋にキスをした。


そこにはまた、龍矢の印が残ってた。