秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

やだ、私。


いつも一緒に居るのに、龍矢にドキドキしてる。


「三木先生!一緒にやりません?」


クラスの男子が、龍矢に声をかけた。


「シャワー浴びてからにしますね」


そう言って私の方を見て、「来い」と口を動かした。


ドキドキする心臓を押さえて、立ち上がった。


「美和?どっか行くの?」


由衣が立ち上がった私に気づいて、話かけて来た。


「ちょっと、タオル取りに行ってくる」


「わかった」


更衣室に向かうフリをして、龍矢について行く。


スッと、龍矢の姿が消えた。


消えたあたりに行くと、腕を引っ張られた。


そこは、誰も来ないような岩陰。