秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

「まぁいいじゃん。それより、ちょっと出ない?口ん中しょっぱい」


「なに?水飲んだの?」


「由衣のせいでしょ」


「あっ、そうだった」


今日は特に暑いからか、いろんな人が海に入りに来てた。


人にぶつからないように、海を出た。


「あっ、美和」


「えっ?」


由衣に肩をトントンと叩かれて、由衣と同じ方向を向く。


「あれって、三木先生だよね?」


「そう・・・じゃない」


私たちの視線の先には、龍矢が立ってた。


しかも、水着姿で。


黒で膝まである、水着。


眼鏡もかけてなくて、いつもの龍矢だった。