秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

由衣が急に私の足を持ち上げた。


肩まで水につかってた私は、バランスを崩して水の中でアプアプしてしまった。


「ちょっと怖いじゃん」


「ごめん、ごめん」


「だいたい私の足なんか見て、どうすんの?」


「同じテニスやってんのに、この違いは何かなって思って」


「違いって・・・私だって、十分太いよ」


足が細いとか太いとか言ってるから、自分の足をジーッと眺めてしまった。


「私からすれば、十分細いからね。運動してるのに、筋肉ついてないってどーゆーこと?」


「そんな、ジーッと見られても困るんですけど」


由衣がいつまでも私の足を見てるから、恥ずかしくなって水に戻した。


「テニスやめたら、この筋肉も落ちるかな?」


「でも落ちたら、脂肪だよ」


「だよね~」


由衣が、はぁ~とため息をついた。