秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

「お前は、俺のものだろ?」


私の傍を通り過ぎるとき、龍矢がサラっとそんなことを言ってのけた。


あーもームカつく!


「美和、早く入ろうよ」


「うん」


由衣は相変わらず、ウキウキしてる。


そんな由衣を見てると、こっちまで楽しくなってくる。


もういいや。


龍矢のことは、考えないようにしよ。


夜に会ったら、いっぱい文句言うんだから。


今は海を楽しもう。


気持ちを切り替えることにした。


別に龍矢のキスが嫌いなわけじゃない。


むしろ、好き。


だた、キスマークは勘弁して欲しいの!