秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

あんまり大きな声で言えないけど、左の胸に。


ギリギリ水着で隠れるくらいのとこ。


「美和、海だよ~」


由衣が隣で、ルンルンな声を出した。


あーもう、全部龍矢のせいだ。


せっかく私だって、楽しみにしてたのに。


龍矢の方を見ると、楽しそうに他の先生と話してる。


少しだけ、睨んどく。


「・・・わ。美和」


「あっ、なに?」


慌てて由衣の声がする方を向いた。


「なにボーっとしてんの?もう部屋戻るよ」


周りを見回すと、ほとんどの人が移動を開始してるところだった。


「ほら早く」


「うん」