龍矢の顔は、少し赤みが帯びていた。


「タイムオーバー」


龍矢がそう言って、立ち上がった。


「えっ、もう?」


また30分くらいしかたってないのに。


「時間も、俺の理性も限界」


その言葉に、今度は私が顔を赤くした。


「美和、明日は水着着ない方がいいぞ」


「はっ?」


龍矢がニヤニヤって笑って、部屋を出て行った。


私は慌てて、自分の身体を確かめた。


そこには・・・


「龍矢のバカー!」


無数のキスマーク。


俺のものだと言わん限りに、たくさんのキスマークがついてた。