「んっ・・・」


「お前に触れたい」


「さわ・・って・・る」


身体中に、キスが降ってくる。


「りゅ・・・や」


「そんな声出すな。止まらなくなる」


「へっ?」


かなりのキスを降らせたあと、龍矢がそう言った。


「このまま、離したくなくなる」


そう言って、私の髪をなでた。


「部屋なんか、取らない方がよかった」


「えっ?」


「目の前にいるのに、まるでお預けを食らった犬みたいだ」


「犬・・・?あはは」


「笑うな」