秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

「会いたかった」


ベットの上で龍矢に抱かれながら、そう呟くと。


「さっき会ったのに?」


意地悪な答えが返ってきた。


「意地悪!なんでそんなこと言うの」


「ちょっとからかっただけ」


ふっ、っと鼻で笑って。


「俺も会いたかった」


そう優しい声で、耳元でささやいた。


「なーに、顔赤くしてんだよ」


「なっなんでもない!」


「なに?耳元でささやかれて、照れてんの?」


「ちっ違うから」


ちょっと図星。


耳元でささやかれるのは、普通に言われるよりドキドキする。