小さな声で、呼んでみる。
返事は・・・ない。
由衣が眠ったのを確認して、私は部屋を抜け出した。
自分の部屋の鍵と、秘密の鍵を持って。
慎重に、足を進めてく。
私たちの泊まってる5階より下には、私たちの学校の人は誰もいない。
男子は上だし、先生たちの部屋は女子と男子の階にはさまれてるから。
でもたまに、見周りの先生たちがいるんだよね。
ゆっくり歩いたけど、誰にも会わずに済んだ。
たぶんもう、みんな部屋の中だ。
303号室の鍵を、カチャンと鳴らす。
ドアを開けると、龍矢の姿がそこにあった。
「龍矢」
「おいで、美和」
その言葉に、龍矢の胸に飛び込んだ。
返事は・・・ない。
由衣が眠ったのを確認して、私は部屋を抜け出した。
自分の部屋の鍵と、秘密の鍵を持って。
慎重に、足を進めてく。
私たちの泊まってる5階より下には、私たちの学校の人は誰もいない。
男子は上だし、先生たちの部屋は女子と男子の階にはさまれてるから。
でもたまに、見周りの先生たちがいるんだよね。
ゆっくり歩いたけど、誰にも会わずに済んだ。
たぶんもう、みんな部屋の中だ。
303号室の鍵を、カチャンと鳴らす。
ドアを開けると、龍矢の姿がそこにあった。
「龍矢」
「おいで、美和」
その言葉に、龍矢の胸に飛び込んだ。

