秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

たぶん、いやきっと、由衣より先に私の方が先を進んでるはず。


「美和、そろそろ寝ない?」


「あっ、うん」


時計の針は、もうすぐ真夜中をさそうとしていた。


お風呂に入って、お土産とか荷物をまとめてたら意外にも時間が過ぎていた。


私と由衣は、ベットにもぐり込んだ。


「おやすみ」


「おやすみ」


おやすみのあいさつをした後、私はベットの中でこそこそケータイをいじった。


『もういる?』


そう打って、龍矢にメールをした。


『いる。早く来い』


『うん。行く』


耳を澄ますと、微かに由衣の寝息が聞こえた。


「ゆーい」