秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

実は、海に入るってのは天気も気温もいいときの話。


まだ水が冷たくて入れなかったりしたら、別のことをやるってことになってるの。


「料理教室とか、だって」


「えー海の方がいい」


「私はこっちでも、嬉しいけどな」


確かに海も入りだけど、私はこっちでも十分満足。


知らない料理を覚えるって、ほんとに楽しいから。


「せっかく沖縄来たのに~」


由衣がベットに飛び乗った。


私もカーテンを閉めて、由衣と反対側のベットに座る。


「ねっ、美和は彼氏いないの?」


「はっ?何いきなり」


由衣が突然そんなことを言い出した。


「なんとなく。私たちって、そーゆー話したことないなーって思って」


「いないよ」