秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

暗くてよくわからなかったけど、美和が少し顔を赤くしながら俺の目を見て来た。


「今度二人っきりで来たとき、あれ買って」


「来たときって、もう決定なのか?」


「龍矢はイヤ?」


「んなわけないだろ」


「じゃあ、約束ね」


「ああ」


そっと美和の額に、キスを落とす。


美和がくすぐったそうな表情をした。


「また夜な」


龍矢は私の耳元でそう呟いて、去って行った。


私も急いで、お土産売り場に戻った。


しばらくして、集合場所とした場所に向かった。


「美和、何買ったの?」


「なにも」