秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

「もう、昨日我慢するって言ったじゃん」


「寝るのは我慢する。でも、キスを我慢するとは言ってない」


「そうだけど・・・んっ」


「何見てた?」


「へっ?」


龍矢が唇を離すと、いきなりそんなことを言ってきた。


「土産売り場で」


「ぬいぐるみ。りゅーちゃんと同じくらいの」


「欲しいのか?」


「うん。でも諦める。持って帰れないもん」


「家に送るか?」


「うんん、いい」


「ほんとに?」


「うん。でもその代り」


「なんだよ?」