秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

思わず目が泳いでしまった。


「ふっ・・素直じゃないやつ」


私のことを鼻で笑って、龍矢が立ち上がった。


「あっ」


私は龍矢のスーツの裾を、思わず握りしめてしまった。


「なんだよ」


「・・・ほんとに、別々に寝るの?」


顔を真っ赤にしながら、俺にそう聞いてきた。


そんな顔するから、もっといじめたくなった。


「寝れるんだろ?」


「寝れるけど、けど」


「けど、なんだよ?」


「意地悪!私の気持ち、知ってるくせに」


「ちゃんと言えよ」


しゃがみ込んで、美和と目線を合わせる。