「俺が居なくて眠れないなんて、子供な証拠だ」


「違うもん」


「そうか。なら明日からは・・・」


「あー子供でいい。だから明日も、ちょっとだけ一緒に居て」


「当たり前だ」


もう一度美和にキスをした。


「愛してる」


「私も」


「これで、大丈夫だろ?」


「うん」


顔中を笑顔にして、美和がうなずいた。


「おやすみ、美和」


「おやすみ」


少しだけ時間をずらして、部屋を出た。


ここに泊まってる間、303号室が俺たちの秘密の場所になった。