毎日龍矢に抱きしめてもらって寝るから、龍矢のぬくもりがないなんていや。


「龍矢の隣で寝たい」


あまりの恥ずかしさに、下を向いてしまった。


「あんまかわいいこと言うと、襲うぞ」


「へっ?」


顔を上げた瞬間、龍矢に唇を奪われた。


「少しの間、我慢しろ」


「うん」


「俺だってお前と寝たい」


「ほんと?」


「当たり前だ。俺も我慢するから、美和も我慢しろ」


「龍矢がするなら、私も頑張る」


「いい子だな」


そう言って、キスを落としてきた。


「子供じゃないし」