秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

「美和、お茶飲む?」


「うんん、大丈夫」


「そっか」


「それより忘れ物したみたい。取りに行ってくる」


「わかった。鍵持ってって。眠ってる可能性あるから」


そう言うと由衣は、大きなあくびをした。


「了解」


鍵とケータイを持って、部屋を出た。


やばいよ~


心臓ドキドキ言ってた。


変に演技っぽくなってなかったよね?


誰にも見つからないように、慎重に3階まで下りた。


303号室のチャイムを押した。


「遅い」


そこには、ちょっと不機嫌そうな龍矢が立ってた。