秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

由衣にそう言われてしまった。


「おいしいものを食べたら、そーゆー顔になるでしょ?」


「美和ははっきり出過ぎ」


「そんなことないよ」


「はいはい」


由衣と歩いて部屋に戻るとき、龍矢のすぐ横を通った。


一瞬、私の右手に龍矢の手が触れた。


少しだけ振り向くと、龍矢が私に向かって笑ってた。


嬉しくなって、私も龍矢に笑顔を向けた。


「美和、お風呂行こうよ」


「行く」


ここのホテルには、大浴場がある。


部屋のシャワーでもいいけど、せっかくだから行ってみることにした。


「明日は自由行動だね」


「楽しみ」