秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

「でもさ~」


「食べたいよね~」


私たちの声がハモッた。


結局、一袋に2本入ってるから一本ずつ食べた。


女の子は、甘いものに目がない。


「ねえ、夕ご飯なにかな?」


「沖縄でしょ?ゴーヤとかじゃない?」


「ゴーヤか。苦そう」


由衣が顔をしかめた。


「でも本場のゴーヤは、苦くないって聞くよ」


「ほんと?」


「うわさ」


「なんだそれ」


しばらくおしゃべりをして、夕ご飯の時間になったから食事会場に向かった。


会場に入ると、おいしそうな匂いが鼻をくすぐった。