ダメだ、私。
なに考えてんだろ。
でもこの数十センチ。
この距離が、近くて遠い。
今日も明日も明後日も。
こんなに近くに龍矢がいるのに、一緒に居ることが出来ない。
「美和、あっち見に行こ」
由衣が私のカバンを引っ張った。
「あっ、うん」
由衣に連れられて、龍矢の傍を離れてしまった。
旅行は楽しい。
でも、ちょっと寂しい。
首里城の中を一通り見終わると、バスで次の場所に移動した。
「みなさん、首里城はどうでしたか?」
バスの中は、相変わらずガヤガヤしていた。
なに考えてんだろ。
でもこの数十センチ。
この距離が、近くて遠い。
今日も明日も明後日も。
こんなに近くに龍矢がいるのに、一緒に居ることが出来ない。
「美和、あっち見に行こ」
由衣が私のカバンを引っ張った。
「あっ、うん」
由衣に連れられて、龍矢の傍を離れてしまった。
旅行は楽しい。
でも、ちょっと寂しい。
首里城の中を一通り見終わると、バスで次の場所に移動した。
「みなさん、首里城はどうでしたか?」
バスの中は、相変わらずガヤガヤしていた。

