秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編③

「美和、ちゃんと準備したか?」


「してるよ」


高校3年の一大イベント。


修学旅行。


4月の終わり。


いよいよ、明日に迫ってた。


「楽しみ」


「まったく。遠足に行く子供じゃないんだから」


「それって、私は子供だって言ってる?」


「当たり前」


龍矢は私に、ニヤって笑った。


「バカ」


そう言い放って、私は荷物詰めを再開した。


「美和、お前さ」


「なによ」