ふぅ~・・・・・


私は倉庫の前で大きく息を吸った


緊張して体がこわばる・・・・

かっこいい事言って出てきたけど
こんなとこで立ち止まってちゃダメ
だよね・・・


伊「・・・ど~しよ」


その時倉庫の奥のほうで人の声
がした

「青蘭さん!!」


  びくっ  反射的に物陰に隠れた


「その名でウチを呼ぶなっ」


声の主は私が蒼天だった時のNO2の
沙樹だった


今は沙樹が青蘭をやっているのか・・


「でも 今は沙樹さんが
  総長じゃないですか」


「ちがう!総長代理だっ」



「そういってずっと待ってたじゃない
 ですかっ でもあれから一度も
 前の青蘭さんは現れてないんですよ」

小柄な女の子は泣きながら訴えた


「・・・・そうだね 亜季 でも
 ウチたち蒼天を創ったのは青蘭さんで
 それにいつも守ってくれたのも
 青蘭さんだよ  


 ウチはずっと待ち続ける
 そして青蘭さんが戻って来るまで
 蒼天はウチが守るってきめた」


「それじゃぁ 今日私たちは中心である
青蘭を無くして朱雀の戦いに挑む
訳ですか?」