「奏芽ってやらないだけで実は出来るもんね。浅倉にもバレてるんだよ」 「だからってこの量はないだろう。終わんねーよ!!」 奏芽は机の中から残りのプリントの束を取り出して机の上にバサッと無造作に置いた。 「うわあ……」 私は絶句した。 「全部で100問だぜ?」 机に突っ伏して忌々しげにプリントをつまむ姿は哀れそのものだった。 「がっ…頑張れー」 私は頬をひきつらせて言った。 「そんな励ましいらねーよ!!」 奏芽は語気を荒くして、プリントを一枚引きぬいた。